Googleアナリティクスを利用していると、マイレポートやカスタムレポートを作成する事が沢山あります。また、アドホックな分析だけでなく、KPIを定点観測する目的で毎日見るレポート(ダッシュボード)も多いのではないでしょうか。
昨今ではダッシュボードの役割を担うデータポータルが人気ですが、スプレッドシートのアドオンを利用すればこちらでも自動で更新するレポートを作成することが可能です。
今回はこのスプレッドシートアドオンをフル活用するための虎の巻をご紹介します。
本稿は2020年1月23日(木)に行われたアナリティクス アソシエーション様主催「ビジネス Google アナリティクス基礎講座 第3回」の補足を兼ねております。
当日お越し頂いた皆様に改めて感謝致します。当日のお話を踏まえて、本稿をご活用頂ければ幸いです。
配布資料
本稿で取り扱う2つの資料は閲覧権限で公開しております。
本稿ではこれらの使い方などを説明していきます。
GAアドオン虎の巻
9つのシートで構成されています。
事前知識のない初級者の方がスプレッドシート上で自動更新されるGAレポートを作成する手助けになれば嬉しいです。
- 目次
- 導入手順
- レポート設定手順
- API一覧表
- フィルターについて
- セグメントについて
- サンプリングとは
- メリット・デメリット
- 出典・参考
目次
各シートで何が確認できるか提示しています。
実際にアドオンを利用したサンプルレポートへのリンクもこちらにあります。
導入手順
3ステップでアドオンの導入手順を紹介しています。
レポート設定手順
3ステップでレポートの設定方法を紹介しています。
下記の項目についての説明もそれぞれありますが、指標&ディメンション、フィルタ、セグメント、サンプリングについては別シートで詳細に解説しています。
- Report Name
- View ID
- Start Date
- End Date
- Metrics
- Dimensions
- Order
- Filters
- Segments
- Limit
- Spreadsheet URL
- Skip Report
- Report Type
- Sampling Level
- Use Resource Quotas
- Exclude Empty Rows
API一覧表
上記2つのAPIで利用できるすべてのディメンションと指標の一覧です。
GA管理画面で馴染み深い日本語の名称でCtrl + F で検索し、F列の「ga:~」をコピーしてご利用ください。
フィルターについて
集計するレポートにフィルタを適用するための書き方をまとめています。
セグメントについて
GAで利用できるシステムセグメントとカスタムセグメントについてまとめています。
Query Explorerを利用することでカスタムセグメントもAPIで利用可能です。
サンプリングとは
主にCore Reporting API におけるサンプリングについて解説しています。
より詳細な情報を確認したい場合は「出典・参考」シートを御覧ください。
メリット・デメリット
スプレッドシートアドオンの利用メリット・デメリットについてまとめています。
データポータルとの比較についても触れていますが、個人的には用途に応じてどちらも使っています。
場合によっては、スプレッドシートでデータを整形してデータポータルでビジュアライズするケースなどもあります。
出典・参考
虎の巻を作成するにあたって参考にさせて頂いた各記事URLを記載しています。
すべての先輩方の発信に心から感謝致します。ありがとうございます!
サンプルレポート
実際にアドオンを利用したサンプルレポートも少しご紹介します。
こちらはa2i様のセミナーでもご紹介しており、虎の巻の目次にもURLが記載されています。
まとめ
GAを使って様々な分析を行うにあたって、まずはサイト全体(または重要ディレクトリ)を定点的に計測するダッシュボードを用意することが大事です。
明確に目的・目標・ユーザー行動を定義した上でツールと向き合うのが大事というDMAICのお話をa2i様のセミナーではさせて頂きましたが、実際にダッシュボードを作成するステップで虎の巻がお役に立てば幸いです。